高山英明ブログ7「BARから人生のスキルをあみだした」
2019年の2月に、
全ての居酒屋、ラーメン屋、セントラルキッチンを譲渡して、
11月に会社を清算しました。
でも、残した店があります。
「夢を叶えるバーコットンクラブ」
30年以上前から、
コットンクラブという名前で経営していた老舗のBAR。
一年半前に、
引き受けてくれと前のオーナーから頼まれて、
現場を見に行ったら、
一目惚れをしてしまい、
権利を買い取って、
スタートしたのです。
名前もそのまま使い、
ただ、名前の前に、
「夢を叶えるバー」を入れました。
「夢を叶えるバーコットンクラブ」
全店舗を譲渡するとき、
迷ったけど、残したのです。
残しても私には、マイナスばかりだったけど、
なんか、後ろ髪をひかれて。
一般社団法人もやっていたので、
そちらに売却して、
実質は、私が経営していることになります。
私の飲食事業の始まりは、
BARがスタートです。
だからこそ、思い入れがあったのかもしれません。
29歳の時、
当時、酒屋だった私は、先行きが不安でした。
「この生活を一生続けて、いいのだろうか?」
コンビニエンスストアや、酒の安売りがどんどん出来ていました。
毎日、悶々と将来を模索していました。
そんな時、
友達とあるスナックに行きました。
そこで、
「衝撃的な事実」に出会います。
酒屋で500円で卸している、
トライアングルという、
黒い瓶の焼酎が2500円で売っているのです。
スナックなので当たり前ですが、
毎日、資金繰りを気にしていた私には、衝撃的でした。
製氷機の氷が500円。
水道水も500円。
働いている女性が飲むウーロン茶が、1000円。
薄利多売だった酒屋からすると、
これは凄いと身体に電気が走りました。
「飲食店をやろう!」
当時、酒屋だった私は、
飲食店に配達してるので、
「流行っている飲食店と流行っていない飲食店は、何が違うんだろうか?」
と研究を始めました。
酒屋の売上でお店の良さはわかります。
自分なりに答えがでました。
自分なりに答えが出たので、出店に向かって動きだします。
この自分なりの答えは、後々の私の人生の柱になっていったので、
後にぜひ紹介をします。
私が選んだ飲食店は、
BAR。
なぜか?
BARは、原価が安い!
場末のバーでは、カクテルは、
700円くらいです。
でも原価は、安いのだと40円くらいなのです。
原価率5.7%!
これは儲かると、目を¥マークにしました。
でも、飲食店をどうやって出したらいいかわかりません。
カクテルの作り方も知りません。
「よし、教わりに行こう!」
地元から少し離れたところに、
有名なBARがありました。
そこのBARは、働いているアルバイトさんが、
バーテンダー協会の大会で優勝するくらい本格的なBARだったのです。
カウンターに座り、カクテルを頼んで、
マスターにお願いします。
「マスター、私は将来、BARを出店します。しかし経験も技術もありません。ここで修業させてください!」
「ただし条件があります。」
私は、お願いする立場なのに条件を出しました、
酒屋をやっている私は、
お客様が中心の生活なので、配達がいつ終わるかわからないのです。
「入れる時間がわからないので、自分の自由な時間に入りたい。」
「毎日来ます。お金はいりません。」
マスターは、
「よし、明日から来い。」
と快く受け入れてくれたのです。
そうして、私のBAR修業がスタートしました😆
高山英明ブログ8につづく・・