高山英明ブログ103「自分の強みの発見は〇〇から」
人生経営のすすめ①
現在、私はいくつかの仕事をしています。
千葉でバーを経営
タイでラーメン屋を共同経営
マッチング
投資
中小企業の経営者のコミュニティ運営
人生経営塾セミナー
コンサルコーチング
この中で、セミナーとコンサルコーチングがありますが、
これは、私が今まで血と涙で経営してきた事業の成功と失敗をベースに作ったプログラムです。
今日からこれらを発信していきますね。
人生経営のすすめは5つのカテゴリーがあります。
①自分の強みの発見
②行動変容
③資産管理
④人脈構築
⑤心身の健康
まずは、自分の強みの発見です。
強みには2つあります。
自分と事業です。
自分の天命とは?
そもそもなんのためにこの世に生まれたのか?
これは死生観からきます。
自分の命が有限だったら?
なんのために生きているのか?
自分が死んだ時に、周りの人からなんといってもらいたいか?
この答えが天命かもしれません。
私は高校一年生の時に父親と他界しました。
その時に人は死ぬのだという当たり前のことに気づかされて、
自分の生きている意味を不眠症になりながら、考えました。
人が死ぬのは当たり前ですが、これを意識している人は少ないと思います。
死ぬことを理解していれば、一生は一回きりということで志を持ち、それに向けて努力をするのでしょう。
私の友人で若林くんの話をします。
2014年の1月に大腸癌で亡くなった友人の話です。
2011年に彼からいきなり衝撃の告白をされます。
「高山さん、俺、大腸癌になっちゃった。」
ずっと血便が出ていて、病院に行ったら、
「ステージ4だっていうんです。」
「このままほっておくと余命半年だって言われました。」
私は絶句しました。
何も言えなかった私ですが、私はその日から毎週彼と会うようにしました。
なんで会おうと決めたかというと、もし自分だったら誰もわかってくれないと思う。
なんとか彼のことを理解しようと思いました。
しばらくして、私は立川の日蓮宗のお清めに彼を誘いました。
当時の私は、日蓮宗の宗派ではないのですが、ある経営者からすすめられて月に一回通っていました。
毎月、松戸に迎えに生き、立川まで1時間半くらい、往復で3時間くらいのドライブの中でたくさん話しました。
若林くんはいろんなことを質問してきました。
資金繰りのこと。
経営について。
人間関係について。
人生について。
「若林、奇跡を起こそうぜ!」
私はそうやっていつも励ましていました。
半年くらい経ったとき、彼は車の中で言いました。
「高山さん、俺がんになってよかったと思ってます。」
「え?」
「俺、トライアスロンがやりたかったんでです。」
「でも、親父の仕事の自動車の工具販売を継ぎました。」
「やりたくない仕事を嫌々やっていました。」
「だから、いつもしかめっ面をして、仕事をしていました。」
「仕事の不満や世の中の不満を言って、人のせいにしていました。」
「嫁にも当たりました。」
「そのバチが当たったのです。」
「感謝が足りなかたのです。」
「ガンになってそのことに気づけました。」
「今、自分の人生を見つめ直しています。」
「周りの人のありがたさがわかりました。」
若林くんは、そう答えました。
そしてこうも言いました。
「俺の周りには高山さんをはじめすごい人がたくさんいるんです。」
「俺はついてます。」
「だから、そのすごい人とすごい人をつなげるのが俺の役目なんです。」
そう言いました。
これを笑顔で明るくいうのです。
私は、「うん、やろう」と答えましたが、若林くんを送った後、
私はワンワン泣きました。
1年が経ちました。
彼はマラソン大会に出たいと言って決断をします。
周りは反対しましたが、それでもやると言いました。
彼と一緒に走るといて集まった人は30人以上いました。
終わって、家の庭でバーベキューをしたのですが、途中で彼は倒れました。
その後も彼は必死に生きました。
一緒に研修に行ったり、旅行も行きました。
お医者さんにガンだと告知されてから2年半が経ちました。
私は、なんか虫の知らせがして、松戸まで車で飛んでいきました。
若林の家のベルを鳴らすと、奥さんが出て来て、家の中に入れてくれました。
若林は、食事をするテーブルに座り、でも目が虚ろで、今にも倒れそうでした。
意識がなんども飛びかけながら、私の手を握り、
「高山さん、ありがとう。高山さん、ありがとう」と言いました。
それから3日後、若林は天国へいきました。
若林が車の中で、高山さん、俺ガンになってよかったと言った言葉が忘れられません。
彼の天命は、自分の周りにいるすごい人をつなげること。そう言いました。
若林くんは、死と向き合ったから、自分の天命を知ることができたのです。
自分が何者かを発見したら、それに基づいた事業、ビジネスモデルも発見できます。
今、コロナウイルスで既存のビジネスモデルが崩壊しています。
だから、今こそ将来のビジネスモデルを考える時です。
それには、自分を見つめ直して天命を考える時かも。
私は〇〇のために〇〇をするために人生を生きている!
という答えを考えます。
ちなみに、私は「ご縁を創り、ご縁を活かす」のを天命として人生を生きようと思いました。
人生経営のすすめといって偉そうに言ってますが、
これを作ったことで、何より自分の人生が明確になったことがありがたいですね😄