高山英明ブログ123「私たちには〇〇が必要」
先日のセミナーでの学びにストロークが出てきました。
実は10年以上前に、TA(トランザクションアナリシス)を学びました。
幸せの心理学です。
その中でストロークがあります。
ストロークとは、心の栄養のことです。
人間は、食べなければ生きていけませんよね。
身体に栄養が必要だからです。
同時に心にも栄養が必要です。
その心の栄養をストロークと言います。
ストロークは精神分析の上では、(自己および他者の存在を認める働きかけ)と定義づけられています。
例えば、仲間から
「すごいね。よく頑張ったね。」と言われると、嬉しいですよね。
ストロークが欠乏すると、人はストロークを得ようとしていろいろな問題行動を起こすのです。
人間は誰でもストロークが必要です。
何かイライラしたり、やる気がなくなっている状態はストロークが欠乏しているのです。
ストロークの反対は、ディスカウントです。
人から批判されたり、攻撃されることをディスカウントと言います。
私たちの心の中には、大きな壺みたいなものがあります。
その壺には、ストローク、ディスカウントが入ってきます。
壺の中にストロークがいっぱいな状態が幸せな状態であり、自己重要感が高い状態です。
逆にディスカウントによって、壺の中にストロークが足りない状態は不安であり、イライラしたり、恐れや自分の価値が低いと思っている状態です。
自分の壺がどんな状態かを意識したら、自分の心の状態がわかるのです。
壺にストロークがほとんど入っていないと、最悪人は自殺へと進むらしいです。
攻撃的な人は殺人に走ります。
自分の壺の状態を意識して、自分へのストロークを与える必要があります。
定期的に自分を褒めてあげる。
親しい人に褒めてもらう。
マッサージなど身体に触れてもらうのもストロークです。
自分の壺の状態を長期的にストロークで満たしたいのであれば、方法は一つです。
周りの人にストロークを与えることです。
周りの人にも心の壺があります。
その壺はストロークで満たされているのか?と意識します。
足りないなと感じたら、私たちのストロークで満たしてあげれば良いのです。
結果、自分の心の壺が満たされます。
人間は、ストロークというものを意識していないから、満たされたくて問題行動を起こしてしまうのですね。
でも、このメカニズムを理解していれば、
「今、自分はストロークが足りていないな」と意識することができます。
そうすることで、自分で自分にストロークを与えることができますね。
自分は感謝の気持ちを忘れていないか?
感謝の気持ちが高まってきたら、それはストロークです。
自分がストロークに満たされていないと、人にも与えられませんよね。
今日も自分の壺を意識して、周りの人にストロークを与えていきましょう😎