高山英明ブログ154「成功には〇〇が必要」
【ゴールを設定する】
現在、週に一度ラジオのパーソナリティをしています。
SMM株式会社(ソーシャルメディカルメディア)というお医者さんとメディアをつないで、正しい医療の知識を世の中に伝えていくという理念のもと、立ち上がった会社です。
代表は久松ひろみさん、副社長は宮本浩二さん、マーケティング担当で三浦朋之さん。
そして私というメンバーです。
昨日もラジオの収録に行ってきました。
ゲストになんともとロッテマリンズのドラフト1位の服部康卓さん。
面白い話が聞けました。
服部さんの夢はプロ野球選手になることでした。
しかし、高校時代まで無名な選手です。
特に体が大きいわけでもないし、ピッチャーとして球が速いわけでもありません。
当然、高校を卒業してもプロに行けるわけではなく、駒澤大学に進みます。
大学でもプロからドラフトにかかるわけでもなく、トヨタ自動車に入社して実業団野球への道へ進みます。
服部さんの夢はプロ野球選手になることです。
トヨタ自動車に入った服部さんは考えます。
「このままではプロ野球選手になることはできない。」
「プロのスカウトに認められなければプロ野球の選手になることはできない。」
そこで自己分析、市場分析をします。
自分には1日でスカウトに目に止まるような能力がない。
特別に投げる球が速いわけでもなく、コントロールが特別に優れているわけでもない。
スカウトされる選手たちは才能や将来性のある選手ばかりです。
その中で、自分が注目されるためには?
出した結論が、1年間通じての結果です。
本来、ピッチャーというのは、調子によってかなりの差があるというのです。
つまり、調子がいいときは、普通のピッチャーでもバッターを抑えると言います。
逆にどんなにいいピッチャーでも調子が悪い時には、打たれるというのです。
この調子の浮き沈みがないピッチャーで年間結果を保証されるような活躍ができたら、スカウトの目に止まるのではないかと思ったのです。
ところが、そうは言っても調子のいい時と悪いときは誰にでもあります。
事実、服部さんにもあったそうです。
そこであるメンタルコーチの方に出会います。
「服部さんはどう思って球を投げていますか?」
「もちろんバッターを抑えてやると思って投げています。」
それがいけないとメンタルコーチは言います。
バッターを抑えることは、自分の力だけでなできないというのです。
相手があることなので、バッターを抑えるというのは、自分の力と相手の力の結果、起きます。
「服部さんができることは、最高のボールをキャッチャーのミットめがけて投げることですよね。」
そう言われて服部さんはハッとします。
そこから変わったと言いました。
そして1年間結果を出すことに成功した服部さんは、次の年にロッテマリーンズからドラフト1位を指名されます。
私は、何が成功の秘訣かを聞きました。
服部さんはこう答えました。
「ゴールを決めたことじゃないですかね。ゴールを決めればやり方やプロセスはいくらでもあります。」
私はすっかり話に聴き入ってしまいました。
この話は、スポーツだけでなく、仕事や人生、何にでも当てはまります。
現在、服部さんはプロ野球を引退して講演活動をされています。
企業の研修などに活躍されています。
出会いに感謝ですね😎