高山英明ブログ171「正しい剣道」

【正しい剣道】

昨日は、剣道をしました。

コロナウイルスの影響で、剣道は全くできなかったのですが、最近は、少しずつ始められるようになりました。

しかし、昔みたいには出来ません。

面の内側には、フェイスガードを取り付け、綿マスクをして稽古をします。

そして、声は出しません。

息苦しく、すぐにバテます。

でもやっぱり剣道はいいです。

稽古に行くと、たくさんの気づきがあります。

昨日、教わったのは、「剣道は、型、打ち込み、試合」

型で刃筋を覚え、打ち込みをします。

そして試合。試合というのは稽古のことです。

稽古で通用しなかったら、また型と打ち込みです。

高段者の先生にかかっていくのですが、昨日は全く歯が立ちませんでした。

打ち込みが足りないのでしょう。

この歳になって、打たれて勉強、打ち込みをしてまたかかっていって、そしてまた打たれる。

本当にありがたい環境です。

そして、師匠から全員にお題をいただきました。

「正しい剣道とは?」

うーん、これは難しいです。

剣道は、人間形成のためにあります。

人間形成の手段です。

だから、正しい剣道とは?

人としてのあり方ですかね。

竹刀を持って剣道をするだけが剣道ではなく、開始時間の前に行き、準備をして、挨拶をして、高段者にかかる。

終われば礼をして、掃除をする。

特に今はコロナウイルスの影響なので、みんなで徹底的に消毒をします。

人としてのあり方ということは、普段の仕事や対人関係も剣道の一環だということなのか。

正しい剣道・・・

自分は、面を打つことにこだわっています。

面を打つのは勇気がいります。

面を打つと、そこに隙が出来るから、避けられて打たれる可能性ができます。

しかし、打たないで守りばかりでは、当然勝つことはできません。

これは剣道だけじゃなく、仕事でも人間関係でも同じことが言えます。

面を打つということは、こちらから発信するということです。

相手の意見の出方ばかり聞いて、その意見の批判をするのではなく、自分の意見を勇気を持って発信する。

もちろん、その意見が間違うこともあります。

でも面を打つということはそういうことです。

稽古では、まっすぐの面を意識して打ちます。

高段者にはなかなか打てません。

そこでフェイントを使って打つようなことはしません。

試合ではなんでもありでしょうが、稽古は地力をつけることが目的なのでまっすぐ打つことを心がけます。

稽古でまっすぐ打つ訓練をしていると、試合で大きな技が打てるようになります。

仕事でも人生でも一緒ですね。

つまり、正しい剣道とは?

自分づくりですかね😎