高山英明ブログ188「事業の成果はお客様から得られる」
お盆でいつもよりゆっくりさせてもらっています。
今年で52歳になりますが、人生で一番充実しています。
今までの体験が経営のノウハウになっています。
私は今、身軽な経営をしていますが、これは考えて組織を作らないようにしています。
社員さんを雇用するのではなく、たくさんのビジネスパートナーと組んでます。
今日も私の体験から得た学びを書きます。
【事業は、商品を売ってこそなんぼ!】
私は学びました。
自分で事業をやってきて、骨身にしみています。
私たち中小企業は、まずは売上を上げようと頑張ります。
そして売上が上がると、今度は内部を固めようとします。
組織づくりを始めるのです。
会社の内部体制として、合理化、能率、品質はすごく大事ですが、どんなに内部管理が優れていても、いい会社だとは限りません。
商品の収益性が低かったり、販売力が弱くては、優れた業績は期待できません。
会社は存続に必要な収益を手にすることによってのみ会社は生き続けることができます。
この、なんとも当たり前のことが、意外とわかっていません。
収益は、ただ一生懸命努力することによって得られるのではなく、商品が売れることによってのみ手に入れることができます。
収益は会社の内部にはなく、会社の外部にあります。
つまりお客様のところにあります。
つまりお客様の要求を満たすことによってのみ手に入れることができるのです。
私は、以前行なっていた飲食事業で最大で15店舗までやりましたが、8店舗くらいまでは順調に売上も伸びていきました。
居酒屋というのは、労働時間が長く、朝から夜中まで社員さんは働いてくれました。
その労働環境をなんとかしたくて、セントラルキッチンを作りました。
そのセントラルキッチンで全店舗の仕込みを行い配送する。
結果、現場の社員さんの労働時間の短縮になったのです。
衛生管理もしっかりして、パートさんへの教育もやりました。
食への勉強もみんなで取り組みました。
要は、内部管理にお金をかけて内部体制を整えたのです。
その結果、間接費用、固定費が高くなり、全体の売り上げが下がってきたときに、対応ができなくなったのです。
セントラルキッチンの家賃、機材、配送の車、そしてそこで働くスタッフ。
全てが経営に重くのしかかってきました。
今思えば、セントラルキッチンは自社で持たずに、外注しておけばよかったのです。
全てを自分の会社でやろうとしたことが私の失敗であり学びです。
組織を作ったり、内部の管理を強化することは大切ですが、それよりもお客様に満足していただくかにもっともっと力を入れるべきだったと思います。
反面、私たち中小企業は、いかに固定費を抑えて経営することが大事かということです。
事業の成果は、お客様からしか得られません。
収益は、お客様の要求を満たすことによってのみ手に入れることができます。
これらのことは数字で全て出てきます。
やはり決算書に全てが現れているのかもしれません。
私は現在、会社の業績を上げるためのコーチをしています。
決算書を見せてもらい、数字に表れていることを共有させてもらいます。
経営は一つ一つ階段を登るように取り組んでいけば必ず良くなります。
それを今体感しています。
毎週セッションをすることで、皆さん良くなっていきます。
それが本当に嬉しいです。
生きてる実感があります。
以前の自分の体験は財産でありノウハウですね😎