高山英明ブログ192「コンセプトによって事業の質が変わる」
今日は「コンセプト」について書きます。
すごい重要だと思います。
事業というものは、それぞれ何らかのお客様サービスを行っています。
そのサービスの本質を明確に表現したものが「コンセプト」です。
コンセプトを決めるメリットは、第一にサービスの質が向上することであり、第二には幅が広く、深みが増すことです。
例えば、タニタという企業があります。
最初は、体組成計を作っていました。
今もそうですが、当初のコンセプトは、体の体重や体脂肪、骨密度なんかを測るために会社があったのだと思います。
すごく売れていくと、ライバルが出てきます。
パナソニックやオムロンなど知識は真似されていくので、ライバルがたくさん出てきます。
その結果、価格競争に入り儲からなくなってきます。
そこでタニタは、コンセプトを変えます。
「健康を測る」にしたのです。
健康を測るとなったら、体重や体脂肪だけではないと気づきます。
食事のカロリー計算やそのレシピを本にして出したら世の中に受け入れられます。
そして実際のカロリー計算をしている社内食堂を運営していたのでレストランも出します。
映画にもなります。
今まで体組成計だけを商品にしていた企業の幅が広くなり、深みも増していったのです。
あらゆるところで「健康を測る」をお客様に訴えていった結果、体組成計もさらに売れるようになります。
ブランドの確率です。
私自身もコンセプトを考えました。
私は、もともと酒屋の営業からスタートしました。
営業は得意です。
そしてバーを出して飲食店を始めます。
そこではカウンターを通して人と人をつないで、あそこに行けば誰か会えるという空間を作りました。
そして飲食事業として居酒屋とラーメンを店舗展開しました。
私は、飲食店を経営してきましたが、料理は作れません。
得意なのは人です。
人と関わり、集めて、発展していくのが好きです。
今、私は経営者が幸せになるお手伝いをしています。
この現状を踏まえて考えてみました。
もともと私のビジネスパートナーの三浦さんからマーケティングを教えてもらったので、コンセプトの重要性は理解していました。
考えて考えて出した答えがあります。
『夢を叶える人生経営コーチ』
いいコンセプトでしょ。
結構気に入ってます。
コンセプトは変わってもいいです。
自分にしっくりくるまで仮でもいいと思います。
大切なのは考えることです。
コンセプトの力は、すごいです。
手当たり次第に色々なものを手がけていた事業が、明確なビジョンを持ち、可能性を持ったスケールの大きな総合企業に変貌してしまう可能性もあります。
コンセプトは、会社の事業そのものを変えてしまいます。
ちなみに、私のビジョンは、『日本と世界の架け橋になる』です。
これは、10年くらい前から同じです。
一回の人生だから世の中を見てみたいですし、自分の住んでいる日本をもっともっと深く学びたいです。
日本を誇りに思い、その上、世界の良さも取り入れて、さらに進化するみたいな感じですかね😎
みなさんの会社のコンセプトはなんですか?