高山英明ブログ193「最強のビジネス」

伝説の経営コンサルタントの一倉定先生の本にこう書かれていました。

理想的な経営構造は、「工場を持たないメーカー」である。

私は今、本当にそうだなと実感しています。

今、世の中は変わろうとしています。

インターネットやSNSのおかげで誰もが成功することができます。

自分の強みや経験をコンテンツにして、それを欲しい人に届けるだけでお金になるのです。

マーケティングもお金を使わない方法がたくさんあります。

お店を持たなくても商売ができるのです。

設備を持って、材料を買って加工をするという形は、それが自社商品であれ、下請け加工であれ、その本質は自分が働いた対価をもらうと言ったものでしょう。

これでは、いつまでたっても成長できないだけでなく、増設増員、増加資金の苦しみと、変化に対応できない硬直化の危険に常にさらされていることになります。

コロナウイルスの影響でこれが明らかになったと言ってもいいでしょう。

市場が変化した時に対応できないのです。

仕事がなくなってしまう危機にさらされてしまったのです。

私自身、飲食事業を18年間やってきたのでよくわかります。

会社を大きくするために、銀行から借り入れをして店舗展開をします。

店舗展開には、人が必要です。

人も増えて、セントラルキッチンも作りました。

市場が変化して、売り上げが下がりだすと設備と固定費が負担になり、すぐに変化に対応できませんでした。

増設増員、増加資金の苦しみと戦ってきました。

理想的なモデルは、設備はやむを得ないもののほかは一切持たずに、自らは強い営業力と優れた事業開発力を兼ね備えた「頭脳集団」による経営です。

生産は、協力会社にやってもらえばいいのです。

このような経営構造ならば、増設にともなう苦しみと危険がないだけでなく、損益分岐点も低くすみます。

変化に対応する機動力と弾力性を常に持ち続けることが最大の強みです。

これからは、経営者だけでなく働いている人も副業で稼げる時代です。

固定費を持たずに自分の強いを自分のコミュニティの中でブランディングしていくモデルで十分に稼げます。

うまくいくと中小企業の利益をはるかに超えることにもなるでしょう。

私がコーチをしている会社は、自社のモデルの他に未来のビジネスの柱になるようなことを小さなテストをしながら作り上げています。

時代の変化は、私たちにとってチャンスになりますね😎