高山英明ブログ113「お金は〇〇すると入ってくる」
【お金は明確にすると入ってくる。】
私が月に一度通っているメンターが一年半前に教えてくれました。
その時、私はお金に困っていたので藁をも掴む気持ちでお金に関する本を20冊くらい読み漁っていました。
どれも書いていることは同じで、先に収入の10%を貯金する。
貯金が貯まったら、投資に回す。
なるほど。
しかし、貯金に回すどころか、毎日の資金繰りに追われていたので、
10%を先に貯金するなんて絶対にできないと思っていました。
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そんな時に、ある人の紹介でメンターにあったのです。
それから毎月東京に通ってます。
最初に言われたのが「高山さん、お金は好き?」
答えられなかったのです。
無意識だったのですが、
会社をやっているのは、社員さんを幸せにするためと答えていました。
ちょっと話は脱線しますが、
社員さんを幸せにする。
当時は本当にそう思っていました。
今は、それはおこがましいと思っています。
幸せは人が作るものでなく、自分で感じるものです。
私は周りから社長と呼ばれていい気になっていたのでしょう。
話を戻すと、
メンターはさらに私に言いました。
「高山さん、お金の話しないよね。」
そうです。
私はお金儲けをしていたのに、
無意識にお金の話を普段からしませんでした。
さらにメンターは聞いてきます。
「高山さん、お金は好き?」
「・・・」
「お金が好きじゃないと、お金儲けはできないよね。」
私はぐうの音も出ませんでした。
まずはお金とは?を決めてください。
?????
「ある人は、お金を愛人だと定義している。都合がいいときに入ってくる。」
これはいい悪いの問題じゃない。
「ある人は、お金を奴隷だと定義している。」
自分のために働かせるもの。
これもいい悪いじゃないと言いました。
私は、無意識に「お金は貯まらないもの」としていました。
だから、事業を大きくしていくのはできましたが、ピンチの時に蓄えがなかったので一気に窮地に追い込まれました。
後に全ての店舗を譲渡して、会社を手放しました。
そこで本格的にお金と向き合おうと思ったのです。
私は、お金のメンタルブロックがありました。
これまでの人生で貯金はしたことがありません。
常に事業に投資してきました。
事業は考えていましたが、お金のことをおろそかにしていたのです。
私は、新しくお金の定義をしました。
「お金とは、人生のパートナーである」
そしてお金が大好きと言葉に出すようにしました。
そしてメンターから教わったのは、
お金を明確にすることでした。
「お金は明確にすると入ってくるわよ。」
なるほど・・・
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その日から私のお金を明確にするルーティンが始まります。
お金を使うたびに携帯の家計簿アプリに打ち込みます。
そして毎日、自分の全財産を合計して、今いくら持っているのかを明確にします。
そして、本当にその合計と持っているお金があっているかを合わせます。
つまり、財布の中のお金を数えて、通帳の残高と足して合計を出します。
お金が合わなかったら、合うまで考えます。
まるで銀行ですね。
1円でも合わなければ合うまで考えます。
お金は人生のパートナーなので毎日確認して大切にしました。
お金を明確にしていくと少しずつ変化が出てきました。
常に何に使ったかが明確なので無駄遣いはしなくなります。
お金を使う意味も明確になりました。
そしてお金に感謝の気持ちが起こります。
支払いはなるべく早くを意識しました。
請求書が来たらすぐに払いました。
お金を払うときは、心の中で「いってらっしゃい!」と言います。
自然と財布の中のお札を揃えるようになりました。
結果、少しずつですが、お金が貯まってきたのです。
そんなにすごいことしているわけではないのに、毎月しっかり貯まっていきます。
そして今年の2月に会社を立ち上げました。
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高山英明合同会社です。
私はもともと財務は詳しいです。
知識としては頭では理解しています。
しかし以前の飲食事業では実践をしてこなかったのです。
それを実践しようと思いました。
BSから設計していきます。
まずは純資産をいつまでにいくらにするか決めます。
純資産を貯めていくためには、経常利益をしっかり出して税金を払わないと会社にお金は残りません。
そんなことみんな分かっているのに、経営者は税金を払いたくないから経費を使います。
経常利益の約40%はもろもろの税金で無くなります。
そして借入をしていたら借入の返済額の元本はPLには乗ってこないので、PL上では利益があるのに、実際に手元にはお金がないということが起こります。
私はもう借入がないので気にしなくていいですが、世の中の多くの経営者の盲点です。
借入の返済額が月に50万円でしたら年間600万円を返済します。
ということは、経常利益から税金を引いて、減価償却費を足したお金から600万円を返済するという計算をしておかなければいけません。
減価償却を考えなければ1000万円の経常利益を出さねければ、キャッシュが無くなります。
1000万円ー税金400万円=600万円(銀行返済)
この理解が大事ですよね。
こんな簡単なことがお金を明確にしていないから分からなくなってしまっていたのです。
私の知り合いの経営者もそうですが、経常利益を3000万円出してすごい経営をしていると言われます。
しかしながら毎月の借金の返済が1000万円近くあります。
そうすると年間1億2000万円を支払うわけですから、本来経常利益は2億ないと借入返済のために借入を繰り返すことになります。(減価償却はあえて入れません)
銀行はそんなことわかっているのにチヤホヤします。
私も体験したのでよくわかります。
今はその体験から純資産を考える経営をしていこうと思っています。
お金は生き物で気にすれば気にしただけ答えてくれます。
実は今、私は6人のクライアントにコーチングコンサルをしています。
私の体験から学んだお金のことを伝えています。
私は実際に経営の第一線で天国と地獄を体験したので、経営者の気持ちがよくわかります。
私は自分の周りにいる大切な友人はほとんどが経営者です。
その仲間たちに何かしら恩返しをしていきたいと考えたら、
お金と人間関係の問題を解決するお手伝いがいいと答えが出ました。
もっともっと勉強していきます😀